角質を除去すればニキビは治るという噂があります。
実際この方法は有効なのか、否かを解説します。
ネットに広がるニキビ除去法
ニキビ治療には、肌の表面に残っている古い角質を除去すればいいという情報が、ネットにおいて出回っています。
しかしそれを信頼して、肌の大切な構成要素である角質層を除去しても大丈夫なのか信憑性が気になるところです。
オススメできない?ニキビ治療でのピーリング
再発するニキビに悩んでいる方には、ピーリングによる治療法はオススメできません。
なぜなら、なかなか完治せず繰り返しているニキビがあるということは、角質層の水分が失われている証拠です。
肌本来のバリア機能が低下している状況で、角質を剥がしてしまうことはリスクを伴います。
肌を刺激から守るためにあるのがバリア機能です。それを構成しているのは、角質層の細胞間脂質です。
角質層を剥がしてしまうことで、このバリア機能を一時的にでも大きく低下させることになります。
バリア機能の低下が引き起こす事態
角質の除去によってバリア機能がさらに低下した場合、ニキビにも影響を与えます。
肌をキレイにするどころか、再発率を高める結果でしかないのです。
ピーリングとは、ニキビのない健康な肌の方が、肌の表面にできた一時的なトラブルを解消するため方法です。
特にニキビを再発させている乾燥肌、敏感肌の方にはオススメできません。
ニキビを繰り返す再発者向きの方法とは?
そのため乾燥肌や敏感肌の方は、ピーリングよりも保湿を優先して下さい。
角質層の保湿を行うことで、角質層のバリア機能が再構築されます。
そうすることで、ニキビの根幹原因であった男性ホルモンの過剰な分泌を抑制してくれる働きが期待できます。
大人ニキビができる方の肌は、一見するとかなりオイリーに感じられます。
しかし実はとても繊細で敏感な乾燥肌です。
一時的な解決に過ぎないピーリングで再発を続けるのではなく、保湿による有効な治療をスタートさせましょう。